『見守る男たち』-2006年 城崎秋祭り-②

城崎・秋祭りの-だんじりは、北柳通りを練り歩き
一気に地蔵湯の前にある地蔵湯橋まで駆けてきます。
地蔵湯の前には、子供だんじりが停めてあるので
そのだんじりの連の執頭たちが頭を先頭に、責任をもって
事故が起こらないように警備をしています。
その姿は、凛々しく男気にあふれた腕を組んだ仁王立ち。
だんじりが勇ましく駆けて近づいてくると、その両腕を大きく
上に広げて構え、
『おうりゃ!ここまでしか来たらあかんぞ!』
と子供だんじりを守っていました
いやもう、現場で見ていると押しつぶされんばかりの迫力です。
その迫力にも負けずに、守るその姿に感心しました。
ここから先には行かせんぞ!

『見上げる観衆』 -城崎 夏物語 夢花火-②

皆様、この写真がこの夏最後の花火の写真となります。
大谿川灯籠流しの日に行われる夢花火は、
大谿川沿いのいろいろなイベントを楽しんだ後に
見ることになります。平日の夢花火であれば
円山川沿いの堤防のところまでいくのですが
この日は大谿川の一番下にある地蔵湯橋が
絶好の花火を見るスポットに変わります。
今日は街路灯の下で花火に見入る観衆の
皆さんの後姿をお送りします。
あがる花火に観衆も思わず・・・『おぉ~』
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『寄り添う二人』 -城崎 夏物語 夢花火-

兵庫北部の城崎は温泉とカニが有名です。
特に冬場にはどちらもたまらない魅力があります。
しかし、逆に「夏場には何にもないんじゃないの?」と
イメージをもたれる方も多く、実際、20年くらい前までは
夏祭りと夏の終わり近くある大谿川灯籠流しくらいしか
夏のイベントは知られていませんでした。
しかし、ここ近年それ以外にも訪れて頂ける観光客の
皆さんにとっても魅力のある城崎にしようと、
「夏物語・夢花火」と題し、7/20~8/29の期間中
毎週火・木曜日の9時から10分間花火を
打ち上げています。
今ではすっかり定着して、浴衣を着た観光客の
アベックや家族連れが花火見物をする姿で
賑わうようになりました。
今日はその中でも大谿川灯籠流しの日に行われた
30分にわたる夢花火の様子をお送りします。
寄り添う二人の会話・・・『綺麗な花火だね』『そうね』
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『導かれる灯籠』 -第13回 大谿川納涼灯籠流し-④

願いをこめた灯籠たちは、ゆっくりと大谿川を流れていきます。
彼らはまるで石垣に灯された竹灯篭の淡い光に
その行く道を導びかれているかのようです。
灯籠にのせられた皆の願いは、流れの先にある
天まで届くでしょうか…
私は”届く”と信じたいです、否、信じています。
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『精霊流し』 -第13回 大谿川納涼灯籠流し-③

去年のあなたの思い出が
テープレコーダーからこぼれています
あなたのために お友達も集まってくれました
・・・・
約束どおりに あなたの嫌いな
涙は見せずに 過ごしましょう
そしてあなたの舟の後を
ついていきましょう
( 『精霊流し』 Song by グレープ )
お盆には先祖の霊が灯りを頼りに帰ってくるといわれ、13日の夕刻に、
仏壇や精霊棚(しょうりょうだな)の前に盆提灯や盆灯籠を灯し、
庭先や門口で迎え火を焚きます。
そして16日の夜、霊は再び帰ってゆくのですが、この時「送り火」を
焚いて、帰り道を照らし霊を送り出します。この後、帰り道の食べ物にと
送りだんごや供物を川や海に流す「灯籠流し」「精霊流し」を行うのです。
お盆の時期に行われる灯籠流しは、霊をおくるだけでなく、
なくなった人へのこういう思いがこめられていたのですね。
ほかにも先祖の霊を送る送り火の行事として、思い出されるのが
「京都五山の送り火」でしょうね、ほかにも、大文字の送り火は
高知県の中村(四万十市)でも古くから行われています。
箱根や奈良でもお盆の風物詩としてニュースなどでよく見ますよね。
「精霊流し」という名で有名なのは、長崎のものですね。
長崎出身のさだまさしのつくった歌でも知られています。
15日の夜に亡くなった人の霊を精霊船に乗せて「西方浄土」に送る
行事で、爆竹や鉦(かね)が鳴り響く中、大小さまざまな船千隻以上が
列をなして進んでいきます。
グレープの「精霊流し」には、シングルとは別に、その様子を収録した
バージョンがあり、そのなかで爆竹や鉦が鳴り響くところがあるの
ですが、まさに彼の故郷の精霊流しへの思いがこめられているのですね。
実はこの中に私の流した灯籠が…
どれかわかるかな?(笑)
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