『舞いの影絵』

 
11月3日は文化の日、その前後には
沢山の芸能発表会が、地元の地区公民館ごとで
開かれています。
 
いつも、お世話になっている声楽の先生が率いる
コーラス・カラオケグループ・今年だけのカラオケユニット
でそれぞれ参加されるということで、その撮影に行ってきました。
 
それぞれ、地区で活動されている方々の日ごろの成果で
あるパフォーマンス、歌声、日本舞踊などを訪れた人たちへ
披露されていました。
 
いつもは、ここの公民館は舞台照明や音響がしょぼくて
演じる人も撮影する人もいつも苦労するのですが
今年は地元ホールのボランティアスタッフが機材持込で
照明と音響をやってくれたので、いいステージになりました。
(さすがにまだ未熟な部分は見受けられますけどね)
 
さて、日本舞踊の演目が始まりました。
 
色々な角度からのライトが、舞を演じている姿を
影絵にして背景に映し出します。
それはまるで、もうひとり一緒に踊っているかのように
舞いの影絵を見せてくれました。
 
上手だったんですよ、このかた…

『しなやかな指とサックス』

皆さん、「サックス」と言う楽器をご存知ですよね。
ジャズ演奏などでは、ピアノ・ドラムの次に来るくらい定番の楽器です。
 
日本人では、世界的にも活躍されている渡辺貞夫さんが
超有名どころですよね
 
2007年の暮れに行われた地元ホールのクリスマス・コンサートに
出演したある4人組のグループに、女性のサックス奏者さんがいらっしゃいました。
 
女性にしては珍しいなぁ、と思って見ていたのですが
その指使いが結構しなやかで「さすが女性だなぁ」と見とれてしまいました。
演奏は、専門家からすればまだまだかも知れませんが、結構いい音色を
きかせてもらいました。 
でも、緊張していたみたいで表情と姿勢は固かったですね(^_^;)・・・

『紅いヒールと裸足』

 
最近、日本の女性アーティストでステージでは裸足になる人が
結構いらっしゃいますよね。古くは、紅白に裸足で歌ったカルメン・マキ
最近では矢井田瞳さんとか、元ちとせさんとか、鬼束ちひろさん、
一青窈さん、coccoさんとか、一時期、中島美嘉さんもやっていました。
 
実は、海外のアーティストでも、裸足で歌う方はけっこういらっしゃって、
1960年代中期に活躍し“裸足の歌手”として知られたサンディ・ショーや、
ベトナム戦争のころのジョーン・バエズやジュディ・コリンズが裸足で歌っていました。
1969年8月のウッドストックのコンサートで裸足で歌ったジャニス・ジョプリンの
映像などは、古くからの洋楽ファンには知られているところですね。
 
なぜ裸足で歌うのか、と言うのはそれぞれ理由があるようですが
一番多い理由は「歌いやすいから」と言うものです。
 
確かに、ハイヒールなどのフォーマルでは、姿勢から行って歌いづらいでしょうし
かといってスニーカーなどのカジュアルな靴だとそれに合う衣装が限られますしね、
それなら、いっそ裸足の方がいいや、と言うことかもしれません。
 
2007年の暮れに行われた、地元ホールのクリスマス・コンサートに
出演した男女二人組みの女性が、ハイヒールを脱いだとおもったら、
力強く歌い始めました。
 
やっぱり、裸足でいることが人間の本来の姿に近いのかもしれませんね。 
紅いマニキュアも見えます・・・

『出番を待つドラムスティック』

先日お送りした記事で、ミュージカルグループの舞台の撮影を
して来たということは、お知らせしました。
 
今回のステージは、第一部でこれまでのミュージカル作品をハイライトで
第二部ではイタリアナポリのカンツォーネの名曲の数々をじっくりと
聴いていただこうという趣向でした。
 
第二部のステージでは、なんと地元では有名なミニオーケストラ楽団の
方々が、ステージで生演奏をするということで、その迫力のある演奏に
観客は酔いしれて聴き入りました。
もちろん、歌う側も生演奏の迫力に負けじと、しっかりした滑らかな歌声で
多くの観客を魅了していました。
 
リハーサルを終え、整然と次の出番を待つドラム。
 
ひとたび演奏が始まって、ドラマーの手にかかれば、このスティックが
なめらかに宙を舞い、ドラムから迫力あるを音を引き出すのです。
その動きは、まるで生き物のよう。
 
音符も読めない私もちょっぴりドラマーにあこがれました(笑)
 
本当は演奏しているところをお見せしたいんですけどね(笑)・・・

『座席番号 1ブロック8番』

わたしの住む街は、県内でも人口は少ないほうの部類にはいるので
コンサートなどが開催できるホールがあって数が少ないですし、動員できる
観客の数から、考えても大物アーティストを呼ぶことなどなかなかできません。
どのホールでも、最低1000人以上の動員数を稼げないと、赤字に
なり、ホール自体の運営が成り立たなくってしまうからです。
そういう意味では、地元にあるどこのホールも四苦八苦しているようです。
 
それでも、いわゆる小ホールと呼ばれるような小さくても機能のしっかり
した劇場がなくて、アマチュアレベルのイベントやライブなどがなかなか
できない状態が続いていました。
しかし、数年前、駅前にある大きなショッピングセンターの最上階が
「市民プラザ」として改装され、子供広場やカルチャー教室、地元の
コミュニティFM局のスタジオなどが作られ、それと二分するかのように
「ほっとステージ」と呼ばれる小ホールができました。
普通のホールの約1/3の規模である事や駅前と言う立地条件の
よさから中規模のイベントはこちらで開かれるようになりました。
 
いつも、お世話になっているミュージカルグループの公演も、
最近はこちらが常小屋になってきています。
 
座席からシーンの立ち位置や流れを確認する場当たり中の
劇団の皆さんを捉えて見ました。 
実はこの場当たりが結構重要だったりします・・・

『今週のスポットライト!』

先日、いつもお世話になっているミュージカルグループの公演の
撮影にいってきました。いろいろ、ありましたが大盛況のうちに
幕を閉じることができました。 
今回の公演では、写真以外のもう一つの本業の方でも
ボランティアで関わって来たので、成功した嬉しさもひとしおです。
 
前日にホール入りして、舞台のセッティング・場当たり・通しげいこ
などから、見ておき、舞台の流れをつかんでおきます。
 
場当たりがおわって、通し稽古にいくまえに、演者の皆さんが
着替えやお化粧している間に、舞台セッティングの手直しが行われます。
 
ライティング角度を直すためにおろされたライトが点ると同時に
スモークが流れてきました。
舞台セッティングの手直しは、時間がないので、同時進行で行われます。
 
その組み合わせが生んだ光景は、その昔、久米宏さんと黒柳徹子さんが
司会をつとめたかの有名なテレビの歌番組であった
 
『今週のスポットライト!』
 
と言うキャッチフレースをおもい浮かばせるものでした。 
 
このスポットライトを浴びるのは主役級の演者です・・・

『Box on The Stage』

 
私が得手とする撮影分野は”舞台写真”です。
これがカメラマンと自称するきっかけとなったと言っても
過言ではありません。
この分野の撮影をしておられるカメラマンは、
この業界でも少ないほうの部類にはいると思います。
 
さて、11月下旬にいつも撮影のお仕事でお世話になっている
日本ミュージカル研究会・JMAの川口達也さんの
10周年記念 ソロ・リサイタルがこちらの地元でありました。
 
いままで数々のミュージカルに主演されており、
その演技力と歌唱力、表情の豊かさは、たとえ
その演目の衣装を着ていなくても、観るものの心に
そのシーンが思い浮かぶほどです。
 
さて、その撮影の合間にステージでセッティングが行われて
いるときに、出てきたのが白い四角い箱です。
 
これだけがポツンとおかれていると、箱にしか見えませんが
舞台に演者たちが現れ、彼らが動くと、それは
時に踏み台となり、時には階段にもなり、またある時には
椅子となり、またある時は食卓にもなり、演者が指差せば
倉庫に積んである木箱の荷物にもなれば、仕舞いには、
子供たちが遊ぶ川べりの大きな岩にもなります。
 
それは、演者(アクター)の力によってなんにでも化けるのです。
そう私たち観る者がイメージするものは、その演技力で大きく変わるのです。
 
ごらんの皆様は写真の”箱”をみて、何に見えてきますか?
 

これを見た時、私は最初演説する人のお立ち台に見えました。
でも、おなか空いてたのでお豆腐に見えてきちゃいました(笑)…

『小さなプリマドンナのシルエット』

 
今年も、11/3の文化の日に「市民芸能祭」が開かれ
依頼のあった踊りの会の皆さんの舞姿を撮影してきました。
 
11/2にはリハーサルが行われます。
毎年、バレエ教室の可愛い子供たちが踊ります。
小さな子供たちが踊るだけでも可愛いものですが
一生懸命にがんばる姿を見ていると、大人の私たちも
がんばらなきゃな、と思わせくれます。
 
小さくても、主役のプリマドンナ役は大変です。
何せ自分が全体の流れを作っているのですからね。
 
小さなプリマドンナにスポットライトが当たると、光の中に
その全身が影になって映し出されていました。
 
綺麗に踊れたかなぁ?

『バレエのステップ』

11月3日は『文化の日』
 
各地で、色々なイベントがありました。
そして、文化の日にちなんで毎年「市民芸能祭」が開かれて、
地元の文化サークルや踊りの会のみなさんが、その一年の成果を
一般の方々に見ていただく発表する場であり、一大イベントなのです。
 
そして、舞台撮影写真家KeY-Boが、忙しく動き回る日でもあります。
 
前日の2日から、舞台のセッティングや立ち位置の確認などを
ふくめて、通して練習をするリハーサルが行われます。
私はこの日からホール入りして、依頼されている踊りの会の
皆さんの立ち位置や決めポーズなどを確認します。
 
そして、普段は見ることのないバレエやフラメンコ、他の踊りの会の
皆さんの踊りや、詩吟・尺八演奏・大正琴などなど、数々の
文化サークルなども一緒に見ています。
 
バレエの会のリハーサルが始まりました。
厳しい先生のげきが飛び、立ち周りの確認をしながら
演目の踊りをまう彼女たち。
おそらく、プリマドンナ(そのバレエの演題の主役)であろう
女性の足運びが、凄くきれいで、バレエは素人のわたしでも
この人がプリマドンナなんだろうなとわかるくらい。
 
そのしなやかさを写真に写しこんでみました。
雰囲気、見ている皆さんに伝わりますでしょうか?

 

『コウノトリが飛ぶとき』 -コウノトリが飛ぶとき-⑤

決心したの!誰がなんと言おうと
 
それは今 こうのとりが飛ぶとき
 
 
心躍る この気持ち 分かってほしい
 
澄み渡る青い空
 
たくましく抱いてくれる青い空
 
幸せが歌となって
 
私の心に広がってゆく
 
さあ、勇気を出して 翼ひろげよう 
 
第二幕第七場「こうのとりが飛ぶとき」 『こうのとりが飛ぶとき』 より 


このミュージカルのラストシーンです。
 
放鳥を目前に主人公マーちゃんがケージから飛び出ていってしまう。
研究員たちの心配をよそに、ケージの外の世界を飛び回るマーちゃん。
色々な困難や出会いを通して決意する。
 
「勇気を出して、青い空へ翼を広げよう」と。
 
ケージに戻ると、心配していた仲間はマーちゃんが無事に帰ってきたことに
ケージの外はコウノトリがすむことのできる世界であることを悟る。
 
そして、放鳥を迎え、白い翼を広げて大空へと飛び立っていく。
 


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この曲は『-♪ JMA JUKE BOX ♪-』のページにて、試聴が出来ます。
興味のある方はここをクリックして中ほどにある「コウノトリが飛ぶとき」の
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