街はずれの集落のとあるお家に、大きなコンクリートの
貯水用の水槽がありました。
貯水用と入っても、そこに屋根からの雨水を引いて
貯めているだけの、いたってシンプルな構造のものです。
今は剥げてしまって、その文字が読みにくいですが
「防火用水」と書いてあります。
そういえば、昔から地域の集落では、防火用水をかねた
池や水槽などがありましたが、最近では消化水栓が
敷設され整備されてきたおかげで、めっきり見かけなくなりました。
大きな火事には、そういう消化水栓が整備されていないと
困りますが、ちょっとした小火(ボヤ)にはこのような防火用水で
十分に役立ってくれます。
そこだけが昭和の時代にタイムスリップしたかのようでした。
雨水は天からの尊い贈り物です…
Taken from KEY-BOの写真館: 2008年6月分