『辰鼓楼とだんじりー古から続く光景ー』ー2010・出石秋祭りー(1)

10月10日、昔は体育の日だったこの日は
出石では秋祭りが行われ、名物の喧嘩だんじりがおこなれます。
.出石城跡の麓(ふもと)にある広場は、各地区の連のだんじりが集結します。
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真っ赤な半被の川原区のだんじりは神社へのお参りも済ませ
待機場所である辰鼓楼の袂へやってきます。
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昔から続くこの行事、古のお侍が闊歩していた時代にも
このような光景がみられたのでは、と思わせる一幕でした。
 
でも、昔の辰鼓楼には時計は付いていないですけどね(笑)
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『半被を着た小さな寝顔』

神社へ神輿が奉納され、担ぎ手の若手衆が片付けに
追われているころ、高齢のベテランの方が神社の階段で
一休みしていらっしゃいました。
担ぎ手ではない役員の方が、片付けや後の打ち上げ宴会の
準備に追われているため、その方のお孫さんを預かって
お守りをしているのです。
小さい赤ちゃんも、可愛い小さな半被(はっぴ)を着ていて、
きっと大人に抱かれて神輿について一緒に周ったのでしょう。
大きな腕に抱かれて疲れてお休みタイムを満喫しています。
自分の子供や孫でなくても、気持ちよさそうな可愛い寝顔に
皆がつい見とれてしまったひと時でした。
どんな夢を見ているのかな?…
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『見守る男たち』-2006年 城崎秋祭り-②

城崎・秋祭りの-だんじりは、北柳通りを練り歩き
一気に地蔵湯の前にある地蔵湯橋まで駆けてきます。
地蔵湯の前には、子供だんじりが停めてあるので
そのだんじりの連の執頭たちが頭を先頭に、責任をもって
事故が起こらないように警備をしています。
その姿は、凛々しく男気にあふれた腕を組んだ仁王立ち。
だんじりが勇ましく駆けて近づいてくると、その両腕を大きく
上に広げて構え、
『おうりゃ!ここまでしか来たらあかんぞ!』
と子供だんじりを守っていました
いやもう、現場で見ていると押しつぶされんばかりの迫力です。
その迫力にも負けずに、守るその姿に感心しました。
ここから先には行かせんぞ!